再スタート⑫|記録が消えた5月–孤独と現実逃避のはざまで見たもの

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記憶が曖昧なのは、心が曖昧だったかもしれない

たしかにトレードはしていた。でも、何を考え、どう動き、何を感じていたのかが、残っていない

記録魔のように毎日ノートを書いていたあの頃が、どこか遠くに感じる

“デモトレード卒業”から半年近くが過ぎ、私は再び心を見失いかけていた

孤独と現実逃避

結果はマイナス2,430円。だけど、それ以上に”何も残っていない”

まず、結論から

5月のトレード収支は▲2,430円

そこまで大きな損失ではない

でも、問題は数字じゃなかった

ノートを見返して、愕然とする

稼働日数20日なのに、記録はたったの3ページ

エントリーも、エグジットも、ルールの検証も–何一つ、ちゃんと書かれていない

まるで、そこに“私”が存在していなかったかのように

チャートは5分足に戻っていた…でも、記録はない

トレードスタイルにも、微妙な変化が出ていた

4月の迷走を経て、知らぬ間に5分足チャートに戻っていた

そして、以前のように銘柄の価格帯いこだわらず、ルールに当てはまればエントリーする柔軟性も持ち始めていた

なのに–なぜ、記録がない?

なぜ、その変化を自分で振り返れていない?

「チャットGPTに頼っていた頃」の記憶

そういえば、この頃だった

チャットGPTに毎日、5分おきの始値、高値、安値、終値、出来高、VAWPを入力して、エントリーポイントを聞いていた

今思えば、必死だった

けれど、当然ながら明確な「正解」は返ってこなかった

「買いなら○○、売りなら○○」

結局、判断は自分に委ねられる

それでも、どこかで”誰かに決めてほしかった”のだと思う

自分で自分を信じ切れない苦しさから、逃れたかった

ノートの空白の5月29日。心が沈んでいた証拠

5月29日、この日だけでマイナス3,250円

けれど、ノートには何の記録も無い

むしろ、この月のトレードノートはほとんど”無言”だ

いつもはローソク足や出来高でカラフルに埋まるほどなのに、少しの言葉だけでほとんど何もない

それが何よりも異常だった

たぶん、現実逃避していた

もう、自分を直視したくなかった

何かを記憶すれば、それは”失敗”として残ってしまうから

孤独だった。だから、誰かに聞いてほしかった

5月

心が静かに、でも確実に”下振れ”していた月

勝ちたい気持ちはあるのに、踏み出せない

前に進みたいのに、頭の中が真っ白になる

そんなとき、誰にも言えずに苦しんでいた

だから、ノートじゃなく、誰かに聞いてほしかった

この孤独が、記録を止め、思考を止め、記録すら奪っていった

次こそ”自分を取り戻す”

記録がないからこそ、気づいた

私は記録に救われていた

孤独な戦いでも、ノートがあったから前に進めた

その手を止めた途端、心が壊れ始めた

6月こそ、もう一度、**「なぜトレードをするのか」**を見つめ直したい

その一歩として、今こうして振り返り、言葉にしている

【次回】

作成中

最後まで読んでいただきありがとうございました

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