【再スタート②】地元の仲間から外されて気づいた、孤独の正体

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会社を辞めて、時間ができた

久しぶりに顔を合わせる地元の知人や昔の友人—だけど、思っていたような関係ではもうなかった

「あれ、俺って、もしかして…仲間外れ?」

静かに、でも確実に心を削るような現実にぶつかって、はじめて気づいたことがある

孤独の正体

仲間だと思っていたはずなのに

会社を辞めてすぐの頃、たまたまバス釣り仲間のひとりと、2年ぶりくらいに会った

昔はよく一緒に釣りに行っていたやつで、仕事の異動と結婚をきっかけに、会わなくなっていた

ひさしぶりに話していると、なにげなく出てきた「ゴルフ」の話

どうやら地元の仲間たちは、最近みんなでゴルフを始めていたらしい

打ちっぱなしに行き、たまにコースにも出て終わったあとは飲み会までやっているという

聞いた瞬間、思った

「あれ、誘われてない…」

「みんな、俺抜きで会ってるんだ…」

組合の仕事が忙しかった時期、たしかに自分から誘うことは少なくなっていた

それまでは、誰よりも、よく声をかけていたつもりだった

それなのに、今は完全に蚊帳の外

胸の奥がズンと重たくなって、思わず心の中でつぶやいた

「あー・・・マジで、つまんね」

幼なじみからの予想外のひと言

そんな中、もうひとつモヤモヤする出来事があった

これもまた、会社を辞めて間もない頃

地元の知人と久しぶりに会ったときのことだ

私のブログを知っていて見てると言ってきた、その知人もブログを運営しているという話になり、「もしよかったら、教えてほしい」と聞いたが

返ってきた言葉は予想外だった

「恥ずかしいから、イヤだ」

はっ?…正直、内心ではかなり嫌な気持ちになった

幼い頃からの知り合いだったし、昔からどこかプライドだけは高いやつだった

「カスのくせに」なんて言葉が頭に浮かんだのも事実だ

でも、グッとこらえた

ここで感情をぶつけても何も変わらないし、自分もそういう”面倒くさい人間”にはなりたくなかった

ただ、それでも残ったのは–虚しさだった

地元に居場所がなくなった感覚

保育園からの仲間、ずっとつながっていると思っていた存在に、「自分はいらない」と突きつけられたような気がした

今では、地元にいること自体がつらいと感じる

子供部屋おじさんとして実家で過ごしている毎日

家でも気を遣い、外でも仲間に入れず、「いったい、自分はどこに居ればいいんだろう?」と考えることが増えた

それでも、誓った「見返してやる」

自分は、労働組合の委員長として10年近く、人のために必死で動いてきた

仲間のために時間を使い、頭を下げ、声をあげてきた

なのに…

今、そばに誰もいない

キツイ。本当に全部キツイ

思い通りにならないことばかりだ

それでも思った

絶対、見返してやる

このまま終わってたまるかと

何も結果が出ていない今でも、その誓いだけは、心に深く刻まれている

おわりに

孤独は痛い。それが目を覚ましてくれる

仲間から外される経験は、誰にとっても痛い

だからこそ気づけることもある

「本当に自分を大切にしてくれる人は誰か」

「これから、どう生きるべきか」

孤独の中にこそ、自分の答えが眠っていたりする

次は–その孤独をバネに、どう立ち上がるか

最後まで読んでいただきありがとうございました

【次回予告】

「再スタート③|会社を辞めた40代元労組委員長が味わった孤独。居場所を求めたリアルな日々」

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