こんにちは、テスターの礒野です。
今回はJBマスターズ野尻湖戦を例に取って、野尻湖等の対スモールマウスバス用タックルについてレポートしたいと思います。
野尻湖はすでに禁漁期間に入りましたが、来シーズンの参考にしてもらえば幸いです。
野尻湖でのライトキャロと言えばズル引きを思い浮かべる人が多いと思いますが、僕はスイミングで狙う時もよく使います。
そのキャロのスイミング用タックルは、使うワームや狙うシュチュエーションにより2セット用意していました。
以下がその内容です。
◆タックル1
ロッド:スペルバウンドサーキットクラスSBCS604SL1MG
シンカー:スタジオ100 キャロライナシンカー2.4g
ライン:フロロ2.5lb(リーダー1.6m程)
フック:マスバリ#3
ルアー:フォールクロー2.5
◆タックル2
ロッド:スペルバウンドサーキットクラスSBCS600SL2MG
シンカー:スタジオ100 キャロライナシンカー1.8g
ライン:フロロ2lb(リーダー1.5m程)
フック:マスバリ#3
ルアー:カーリーテール系2〜3インチ
これらの2つのタックルは水深別ではなくアピールの強さで使い分けました。
タックル1はフォールクローをしっかりと泳がせる為のセッティングで、シンカーを2.4gにしてあります。1.8gでもしっかりとテールアピールしますが、試合時に釣れる波動を出していたのは2.4gと感じました。
バンク周りの大きな岩に付くバスを狙っていたので2.4gシンカーにはフロロの2.5lbを使い、根ズレによるラインブレイクを防ぐようにしました。このタックル1で最大魚となるキロアップのキッカーを獲ることができました。
タックル2もバンク周りで使うのですが、大きな岩の少ないところ、且つ浮いているバスを広く探っていく場合のセッティングです。大きな岩に付かずに中層に浮いているバスはスレているので、フォールクローよりアピールの小さい短めのカーリーテールやシャッドテールをセットしました。
アクションについてはどちらのタックルもほぼ同じで、バンクに沿ってダウンヒルで落としていくというスイミングです。狙っているのが岩か中層かの違いで、軽い1.8gシンカーがより中層狙いに合っていたという感じですね。結果、タックル2で700gと800gの2匹を釣ることができました。
※写真提供NBC NEWS
今回の釣りで分かったことは、フォールクロー2.5はデカスモールに効くという事とスタジオ100のキャロライナシンカーがとても優れているということです。
今まで、このタイプのワームにスモールサイズが無かったので、フォールクロー2.5は反応がとても良かったんだと思います。
また、スタジオ100キャロライナシンカーの感知能力の高さに加え、いい感じの引っ掛り具合と高いすり抜け能力を合わせ持つという奇跡の形状が、野尻湖攻略において多くのアドバンテージを与えてくれたと思います。
そして、ディープ攻略には欠かせないフルソリッドスピニングロッドのスペルバウンドサーキットクラスと組み合わせることによって、最強のタックルバランスが生まれるのです。
来シーズンはこのタックルセッティングでもっと釣り込んでいきたいと思います。