先日のダム湖釣行でヴェルトロミノー65が活躍しました。
沖の立木にサスペンドしていたバスにバイトさせることが出来たヴェルトロミノー65のメソッドは、超スローシンキングに設定してのトロトロ引きです。
使い方としては、スローローリングというより、「かろうじて動いてるかな…なんとなく前に進んでいるのかな…」程度のスピードでのリトリーブです。このスピードではヴェルトロの連結部分から後ろが少し斜めに垂れ下がった状態になるのですが、この姿勢は一般的なミノーのシルエットと異なっていて、これも見切られ難いという利点になっています。樹脂タングステンシートを張って超スローシンキングにチューンして、1メートルほど沈めての一定深度キープしたリーリングでヒットしてきました。トロトロ引きに必要な視認性を上げるためのシールも貼ってあります。
「ジャークして止める」という鉄板テクが春に有効なのはもちろんですが、逆に止めると見切られるということもあります。今回もそうですが、トロトロ引きでしか食わない時もあるのです。こういう気分屋的なところが春バスの難しいところであり、おもしろい部分でもありますね。
雪しろが入り最低水温が続く湖なのに、ヴェルトロ丸飲みのエキサイティングフィッシュでとても満足です。
今回は反応しませんでしたが、たまにグリグリっと速く巻いてリアクション的にバイトさせるのも効果的です。グリグリ巻いたときはヴェルトロのオハコであるライブリーなミノーアクションがバスを惹きつけます。
ヴェルトロのたくさんある魅力を引き出すべく、もっともっと使い倒していこうと思っています。