会社を辞めたら、自由になれると思っていた
だけど、待っていたのは、想像以上の孤独と現実だった
元労働組合委員長、実家暮らし、独身–肩書も役職もなくなったその瞬間から、社会とのつながりが音もなく消えていった
これは、そんな男が静かに再出発を目指すまでの記録です
誰にも必要とされていない気がした
退職してしばらくは、やることも多くて気が紛れていた
市役所やハローワーク、保険の手続き、失業保険・・・
でも、落ち着いてくると、心にぽっかり穴が開いた
それまで当たり前のようにあった「人とのつながり」が、跡形もなく消えていた
今まで周りの人間から信頼され頼られているとばかり思っていました
社員や組合員、取引先の人とも、お互いに分かり合えていると思っていたのです
でも、それは驕りでした。
仕事を辞めてからは、一切連絡はありません
あんなに親しくしていたのに、助けてあげたりもしました
なのに、みんなが信頼して頼ってくれたのは、私ではなく、私が動かしている仕事や活動、そしてお金だったことに気づきました
今の私には、何もありません
孤独と向き合う日々
突然すべて失ったわけではない
自分で選んだ道だったし、後悔もしていない
でも、朝起きて誰とも会話をしない日が続くと、さすがに心にくる
たまに父や母と話しても、会話がかみ合わず、すれ違う
「怖い」と言われることさえある
実家にいながら、家の中でも居場所が見つからない
この空気を打破したいのに、うまくいかない
それでも再出発を諦めない
誰にも評価されなくても、続けていることがある
ブログを書くこと
株のチャートを見ること
小さな収益のアフィリエイトを積み重ねること
正直、思うようにはいかない
でも、「今日をどう生きるか」を考えながら、動き続けることで、ようやくほんの少しだけ自分を取り戻せている気がする
かつての自分とは違う
けれど、「何もない」わけじゃない
今日こうしてこの文章を書いていることこそ、今の自分の証なんだと思う
まとめ
会社を辞めたことで、孤独にも現実にも直面した
でも、それは「人生の終わり」ではなく、「再出発の入り口」だったのかもしれない
何者でもない自分で、もう一度、誰かと、何かと、つながれるように
そんな願いを込めて、今日もブログを書いています