仕事を辞め、自由になったはずなのに、心の中には妙な重たさがずっと残ったまま
「自分は何者なのか」「どこに向かえばいいのか」–
再スタートシリーズも第4章。今回は、誰にも言えなかった”孤独”と”居場所のなさ”について、リアルに語ります
自分と似た境遇の誰かに、ほんのすこしでも届いてくれたら嬉しいです
現実を直視した40代
本当に欲しかったのは「理解者」だったのかんもしれない
退職してからの毎日は、自由であるはずなのに、どこか居心地が悪く、何をしていても”孤独”の二文字がつきまといました
実家では、家族との間に言葉では埋まらない溝があり、かといって外に出ても「元委員長」としての過去が、今の自分としっくり噛み合わない
気づけば、居場所を探してネットをさまよい、YouTubeやブログに答えを求める日々
本当に欲しかったのは、収入でも、成功でもく、「今の自分を理解してくれる存在」だったのかもしれません
世の中の「普通」から外れた瞬間に見える世界
これまでの人生では、会社での評価、家族との関係、周囲との距離感、すべて「なんとなくうまくいっている」ように感じていました
けれど、組合活動に没頭し、自分の人生の舵を切ってみたら…気づかないうちに”世の中の普通”という線路から外れていたんだと、ある日ふと気づいたんです
その瞬間から、社会や周囲の「視線」が気になって仕方なくなりました
昼間に外に出れば「またパチンコかと思われてるのでは」と思い、実際はコンビニに行くだけでも妙に身構えてしまう
自意識過剰だと言われればそれまでですが、「社会との断絶」は想像以上にメンタルを削るものでした
「お前のせいでこうなった」と言いたくないから
いま、誰かのせいにすれば、少しはラクになれるのかもしれません
「組合なんてやらなければ」「家族がもっと理解してくれていれば」「仲間外れにされなければ」
それをやってしまったら、本当に終わってしまう気がするんです
どんなに過去が悔しくても、辛くても、「あの頃の自分がいたから今がある」と胸を張れる自分でいたい
次なる一歩へ。まだ何者でもない40代の挑戦は続く
ブログを3本運営し、わずかながら収益も発生しはじめました
赤字ですが、それでも”ゼロじゃない”という事実が、心の支えです
パソコンの前に座り、自分の過去や考えを文字にして発信する
これが、今の自分の「社会との接点」だと思っています
このブログを通じて、「本当の自分を見つけたい」「孤独に押しつぶされそう」「再スタートに迷っている」人たちに伝わればと思います
40代からの再出発は遅くない。もしろ、ここからが本当の人生かもしれない
【次回予告】
「再スタート⑤」では、いよいよ”希望の兆し”についても触れていけたらと思っています
どん底の中でも、小さな光を見つけていく過程—ぜひ、続けてお付き合いください